投資を始めたばかりの頃は、「毎朝ニュースで数字は出てくるけど、どこを見ればいいの?」と迷うものです。
ここでは、初心者でも取り入れやすい朝の投資チェックの流れと、その中でよく出てくる用語を解説します。
✅ 1. アメリカ市場の動き
日本株はアメリカ株の影響を強く受けるため、まずは米国の主要指数をチェックしましょう。
- NYダウ(ダウ平均株価)
アメリカの代表的な大企業30社を集めた指数。日本の日経平均に近い立ち位置です。 - NASDAQ総合指数
NASDAQ市場に上場する全銘柄の指数。ハイテク・IT企業が多く、テクノロジーの勢いを見るのに向いています。 - S&P500
アメリカを代表する500社で構成される指数。アメリカ株全体の「健康状態」を表す、最もバランスの良い指標です。
👉 まとめ
- ダウ=伝統的大企業
- NASDAQ=ハイテク株の勢い
- S&P500=アメリカ全体
✅ 2. 為替(ドル円)
次に確認したいのが「ドル円」です。
日本株は円安・円高によって企業業績に影響が出やすいためです。
- 円安(ドル高)=輸出企業に有利(例:トヨタ、ソニー)
- 円高(ドル安)=輸入企業に有利(例:食品やエネルギー関連)
✅ 3. 日経平均先物
ニュースでよく出てくる「日経平均」と「日経平均先物」は別物です。
- 日経平均株価(現物)=実際に取引されている株価の平均(225銘柄)
- 日経平均先物=将来の日経平均を売買する取引。夜間や海外でも動いており、翌日の寄り付き(スタート)の目安になる
👉 先物が上がっていれば「今日は上げて始まりそう」、下がっていれば「下げスタートかも」と予想できます。
✅ 4. 寄り付き(よりつき)
寄り付きとは、朝9時に株式市場が始まったときに最初に決まる株価のことです。
- 9時前に投資家が「◯◯円なら買う/売る」と注文を出す
- 9時にそれらが一斉に突き合わされて「最初の株価」が決まる
👉 ニュースで「寄り付きは下落で始まりました」と出るのは、この価格のことです。
✅ 朝チェックまとめ
初心者が毎朝チェックすべきはこの3つだけで十分です。
- アメリカ市場の動き(NYダウ・NASDAQ・S&P500)
- 為替(ドル円)
- 日経平均先物(寄り付きの予想)
これを押さえておけば、「今日の株式市場がどう動きそうか」をシンプルに理解できます。
さらに夕方に「実際どう動いたか」を復習すると、少しずつ相場感が育っていきますよ。
👉 「実際に私がノートにまとめながら学んだ記録はこちら」
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