はじめに
MacBookをアップデートしたあと、「スクロールが遅い」「カクつく」と感じることがあります。
原因は大きく分けて Chromeだけ遅い場合 と Mac全体が遅い場合 の2パターンに分けられます。
この記事では、それぞれの原因と解決方法を整理しました。
✅ Chromeだけ遅い場合
SafariやFinderでは快適なのに、Chromeだけスクロールが重たい場合はブラウザ側の問題が考えられます。
主な原因
- キャッシュの肥大化や破損
- 拡張機能の不具合
- ハードウェアアクセラレーションとの相性
- Chromeのバージョンが古い
- タブや拡張機能によるCPUの高負荷
解決方法
- シークレットモードで確認(拡張機能が原因か切り分け)
- キャッシュ削除
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → 閲覧履歴データの削除
- 「キャッシュ画像とファイル」を選択
- 拡張機能を無効化して確認(chrome://extensions/)
- ハードウェアアクセラレーションをオフ
- 設定 → システム → 「可能であればハードウェアアクセラレーションを使用する」をオフ → Chrome再起動
- Chromeを最新版にアップデート
- アクティビティモニタでCPUを確認
- 特定のタブや拡張機能が異常にCPUを消費していないかチェック
✅ Mac全体が遅い場合
SafariやFinderなど、どのアプリでもスクロールが遅い場合はMac本体に原因があります。
主な原因
- アップデートでスクロール設定がリセットされている
- アクセシビリティ設定の変化(視差効果や透明度)
- Spotlightの再インデックスやiCloud同期など、バックグラウンド処理による一時的な負荷
- CPUの高負荷状態
- グラフィック描画の不具合
解決方法
- スクロール速度の再設定
- システム設定 → トラックパッド / マウス → スクロール速度を調整
- アクセシビリティ設定を確認
- 視差効果や透明度がオン/オフで変わることあり
- 時間をおく
- アップデート直後はバックグラウンド処理が終わるまで数時間〜1日かかる場合がある
- アクティビティモニタでCPU使用率を確認
- セーフモードで起動して確認(外部アプリやキャッシュが原因か切り分け)
✅ まとめ
- Chromeだけ遅い → キャッシュ削除・拡張機能確認・設定変更で解決可能
- Mac全体が遅い → スクロール設定・アクセシビリティ・CPU負荷・バックグラウンド処理を確認
アップデート直後は一時的に動作が重くなることもあるため、数時間〜1日ほど様子を見るのも有効です。
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