「自由な働き方をしたい」「在宅で自分らしく働きたい」
そんな思いから、Webデザイナーを目指す人は今とても増えています。スクールや講座も数多くあり、未経験からでも挑戦しやすい環境が整ってきました。
わたし自身も「フリーランスになって自由に働きたい」と思い、Webデザイナーを目指しました。
しかし現実は、自分には合わない働き方だった と痛感したのです。
これからWebデザイナーを目指す方が同じ失敗をしないように、わたしの“しくじりポイント”をシェアします。
① 在宅ワーク=人間関係ゼロは誤解だった
「在宅ワークなら人間関係に悩まされずに済む」と思っていました。
でも現実は違いました。
- チャットでのやり取りが頻繁
- 電話が突然かかってくる
- 報告・確認作業が絶えない
在宅だからといって、人と関わらなくて済むわけではないんです。
むしろ直接会わない分だけ誤解も生まれやすく、余計にストレスが溜まることも…。
フリーランスでも同じです。クライアントがいれば必ずコミュニケーションが必要になります。
「人間関係が苦手だからWebデザイナーになりたい」という理由だけで目指すのは危険 です。
② 会社員でもフリーランスでも“クライアントワーク”は変わらない
在宅の会社員を辞めて「フリーランスになればもっと自由かも」と思いました。
でも冷静に考えると、クライアントの要望通りにデザインを作るという本質は同じ。
- 相手の理想を形にする
- 指示と違えば修正を繰り返す
- デザイン意図は通らないことも多い
これは会社員でもフリーランスでも変わりません。
「クライアントワークそのものが苦手」なら、働き方を変えても根本的な解決にはならない のです。
③ 思っているより“マーケティング感”が強い
Webデザインは「ただ綺麗に作る仕事」ではありません。
特にバナーやLP(ランディングページ)の制作は、ほとんどがマーケティングの一部です。
- 人の心を動かす
- 行動を誘導する
- 商品やサービスを売る
こうした要素をデザインに詰め込む必要があります。
わたしは「押し売りのように感じることはしたくない」タイプでした。
だから、自分が本当にいいと思える商品ならまだしも、「大丈夫かな…?」と疑問を持ちながらデザインするのがつらかったのです。
「とにかく目立たせろ!」という指示も多く、気持ち的にすり減っていきました。
もちろん、これを楽しいと感じる人には向いています。
でも、わたしのように抵抗を感じる人は注意が必要です。
まとめ:Webデザイナーは“働き方次第”
ここまで書いてきたように、Webデザイナーには向き不向きがあります。
- 人間関係はゼロにならない
- クライアントワークは会社員でもフリーランスでも変わらない
- デザインは「売る」ための要素が強い
こうした現実を知らないまま飛び込むと、わたしのように「思っていたのと違う…」となってしまうかもしれません。
でも安心してください。
Webデザイナーとして生きていく方法は、クライアントワークだけではありません。
自分の商品やサービスを作ったり、ブログやSNSで発信したり、働き方を工夫すれば自分に合った道を選ぶことができる のです。
これからWebデザイナーを目指す方は、ぜひ自分の性格や価値観と照らし合わせながら考えてみてくださいね。
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