はじめに
うつと診断される前、まさか自分がそうだとは思っていませんでした。
でも今振り返ると、「あの頃すでにサインは出ていた」と感じます。
ここでは、当時の私に起きていた変化を、記録として残しておこうと思います。
同じように「なんだかおかしいな」と感じている方の参考になれば幸いです。
① 食欲がなくなったというより「食べるのが面倒」になった
最初は忙しいだけだと思っていました。
でも、徐々に食事そのものが「面倒」と感じるように。
気づけば一日一食、コンビニで簡単に済ませるようになっていました。
栄養よりも「手間を省きたい」という気持ちが強かったです。
② グミばかり食べていた
頭が回らないのを糖分でごまかしていたのだと思います。
常にグミを食べていて、今でもグミを食べている人を見ると少し心配になります。笑
「何か口にしていないと落ち着かない」──そんな状態でした。
③ カフェオレで無理に頭を動かそうとしていた
当時は毎日のようにカフェオレを飲んでいました。
カフェインで無理やりスイッチを入れていた感じです。
でも体は休みたがっていて、気づかないうちに限界を超えていました。
④ お金の管理ができなくなった
家計簿をつけるのが習慣でしたが、いつの間にか完全に放棄。
節約や計画を考える余裕がなくなっていました。
今思うと、判断力や思考力が落ちていたのだと思います。
⑤ 家事ができなくなって、自分を責めた
掃除も洗濯も料理も、まったく手がつけられませんでした。
「やらなきゃ」と思っても体が動かず、
それでも病気とは思わなかったので「サボっているだけ」と自分を責めていました。
この罪悪感が、さらに心を追い詰めていた気がします。
⑥ よく寝るようになったのに、朝がつらかった
仕事が終わると倒れるように布団に入り、すぐ寝てしまう。
それなのに朝は起きられず、起きるだけでしんどかったです。
私はもともと朝型タイプだったので、この変化には違和感がありました。
でも「寝られているなら大丈夫」と言われてしまうこともあり、
心の中では複雑でした。
⑦ 部屋が散らかっていても片付けられなかった
在宅勤務をしていたのに、部屋の片付けがまったくできませんでした。
休日に「片付けよう」と思っても動けず、
散らかったまま仕事をしていました。
環境が乱れると、心もさらに疲れていく──
今思えば悪循環だったと思います。
⑧ 休日は“休む”ではなく“病む”で終わっていた
平日にできなかった仕事を取り返そうとして、休日もパソコンを開いていました。
「やらなきゃ」と思いながらも集中できず、
結局何もできないまま罪悪感だけが残る。
休むことにも、働くことにも苦しんでいました。
おわりに
うつのサインは、悲しみや涙だけではありません。
私の場合は、「生活の崩れ」として少しずつ現れていました。
もし今の自分が、昔の私と似ていると感じたら──
どうか早めに立ち止まって、誰かに話してみてください。
それが「助けを求める最初の一歩」になるかもしれません。


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