よく “うつ病には散歩がいい” と言われますが、正直なところ、
「いや、できないんじゃ!!」
とずっと思っていました。
家では普通に過ごせるのに、
・外に出たくない
・散歩に行く気になれない
・自発性が全く湧かない
こんな状態が8ヶ月も続いたのです。
この記事では、わたしが散歩できるようになるまでに8ヶ月かかったリアル を、体験ベースでまとめています。誰かの安心材料になれば嬉しいです。
8ヶ月間、外に出たいと思えなかった
うつ病の治療を始めてからも、すぐには散歩なんてできませんでした。
家では普通に過ごせるようになってきたのに、不思議と外には出たくない。
いま振り返ると、この期間は
「心が外の刺激に耐えられない時期」
だったのだと思います。
わたしはこんな状態でした:
- 散歩に行こうと思えない
- 自発的な行動ができない
- 無理に誘われても動きたくない
- 外に出ることを考えるだけで疲れる
こういう状態で「散歩した方がいいよ」と言われても、
できないものはできない のが現実でした。
それでも8ヶ月目、ある日突然「散歩してみようかな」と思えた
ところが、8ヶ月目に入った頃、急に散歩したい気持ちが湧いてきました。
理由ははっきりしませんが、いくつか心当たりがあります。
● ① 太ったから動こうと思えた
ずっと家で過ごしていたため、体重が増えてきたのもきっかけでした。
● ② 薬の量を調整した
主治医と相談して薬の量が変わり、効果が安定してきた時期と重なります。
● ③ 「少し外の空気を吸いたい」と自然に思えた
無理に頑張ったわけではなく、自然と“行ってみようかな”と思えた。
これが大きな変化でした。
わたしにとっては、散歩できたことが大きな進歩だった
外に出ることすらしんどかったわたしが、
自分の意思で外に出て歩けた。
この事実が、今でも自信につながっています。
うつ病の回復には個人差があって、
すぐに散歩できる人もいれば、わたしのように数ヶ月かかる人もいます。
でも、どれも間違っていません。
回復は“自分のペース”で進むもの。
自発的に動けるようになった瞬間は、
一歩前進した証拠なんだと思います。
まとめ
- わたしは“散歩できるまでに8ヶ月”かかった
- 家では過ごせても外に出る気力はなかった
- 散歩した方がいいと言われても、できない時期は本当にできない
- 太ったことや薬の調整など、いくつかの要因が重なって動けるようになった
- 無理なく自然に「歩こう」と思えたのは、大きな回復サイン
うつ病の回復スピードに「正解」はありません。
焦らず、自分のペースでOKです。

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