未経験でWebデザイナー求人へ複数社受けたわたしが、実際に面接でどんな質問をされたのか?どこが難しかったのか?についてリアルにまとめてみました。

未経験でWebデザイナーの面接って、
どんな質問がくるのかわからなくて…すごく不安。

わかります…!わたしも同じ気持ちで面接に挑んでいました。
今回は、そんなわたしの経験談をまとめたので
ぜひ参考にしてください!
わたしは元々、医療関係の仕事をしていました。そこから思い切ってWebデザイナーを目指すことにしたのですが、転職活動ではさまざまな質問を受けました。
この記事では、未経験からWebデザイナーを目指す方に向けて、実際に面接で聞かれたことをまとめてご紹介します。
キャリアチェンジについての質問
- なぜ医療職からWebデザイナーになろうと思ったのですか?
- 医療での経験は、今後どう活かせそうですか?
- 前職のそれぞれの退職理由は?
- なぜ転職を考えるようになったのですか?
- これまでの職場で学んだことはなんですか?
ポイント: 自分の価値観や過去の経験が「Webデザインにつながっている」ことを言語化できるようにしておくとスムーズです。
医療職として働く中で、
患者さんや利用者さんに “わかりやすく伝えること” の大切さを強く感じていました。
そこで、自分の強みである丁寧さや観察力を
“形にして届けられる仕事” をしたいと思ったことが転職のきっかけです。
Webデザインなら、
ユーザーに寄り添いながら情報を整理し、
わかりやすく表現するという点で、
これまでの経験を活かせると感じました。
もともとデザインや情報整理が好きで、
医療職として働く中でも “資料作成や説明の工夫” にやりがいを感じていました。
この強みを仕事として活かしたいと思い、
自分のペースで働けるWebデザインを選びました。
また、在宅での働き方が可能な点も、
自分のライフスタイルと合っていると感じています。
学習・スキルに関する質問
- 職業訓練校では何を学びましたか?
- 得意なツールや作業はありますか?(デザイン制作orコーディングどちらが得意か)
- 一番苦手だったことはなんですか?どう対処しましたか?
- 最近勉強したこと・成長できたことはありますか?
- 学習はどのように行っていますか?
ポイント: 学んだ内容を「どう活かすか」「どう工夫したか」まで話せると印象アップ。

未経験なので、もちろん最初からうまくできるはずはありません。
なので、どう工夫したのか、対処したのかを伝えるのがポイント!
デザイン制作が得意です。
特に Photoshop と Illustrator を使ったバナー制作や、
情報を整理してワイヤーフレームを作る作業が好きです。
“誰が見ても分かりやすいデザインに整える” という工程にやりがいを感じています。
毎日少しずつでも手を動かすことを意識しています。
職業訓練で学んだ内容を復習しながら、
模写やバナー制作を繰り返しています。
また、良いデザインを見つけたら保存して分析したり、
自分の制作物を振り返って改善点を探す習慣をつけています。
“完璧を目指すより、継続して前に進むこと” を大切にしています。
ポートフォリオ・作品に関する質問
- このデザインを作った理由は?誰向けに?
- この配色・レイアウトはどうして選びましたか?
- 誰かにフィードバックはもらいましたか?
ポイント: 「誰に」「何を伝えるために」「なぜこのデザインをしたのか」が語れると◎

デザインは言葉に表せて初めてデザインに意味が出ます。
なので、しっかりと自分の作品を言葉で説明できるようにしておきましょう!
たとえ作品が未熟であったとしても、自分なりの意図を自信もって相手に伝えることが大事!
このデザインは、“◯◯を必要としているユーザー” を想定して作成しました。
特に、(例:初心者でも迷わず使えるように、情報を整理したシンプルなUI)
を意識しています。
目的は、
ユーザーがストレスなく必要な情報にたどり着けること です。
ターゲットを明確にしたことで、
色味やレイアウトも “優しく・見やすく・迷わない” 方向でまとめました。
特に困った質問:ポートフォリオについて
わたしのポートフォリオは架空の案件ベースで、実務経験はありませんでした。自分なりには意図を考えて作ったつもりでしたが、面接官には「何も伝わってこない」「意図が見えない」と受け取られてしまったようです。
また「フィードバックはもらいましたか?」という質問に対して、職業訓練校の先生は元SEからデザイナーになった方で、現場デザイナーの視点としては少し浅かったのかもしれません。
結果的に作品自体は微妙だったのかもしれませんが、その中でも自分の意図や考え方をしっかり話せることが大事だったと今は感じています。未熟な作品でも、考えを持っていることが伝われば、前向きに評価してもらえる可能性もあります。

自分の作品に自信を持って伝えよう!
むしろそういった環境に入れば、入職後もきちんとフィードバックをもらえる=成長できる職場だと思います!
パーソナリティや価値観に関する質問
- あなたにとって「いいデザイン」とは何ですか?
- どんなデザイナーになりたいですか?
- 納期に間に合いそうにない時、どう対応しますか?
- AIでWebデザインの仕事はなくなると思いますか?
- 人生で大切にしていることは?
特に困った質問:「あなたにとっていいデザインとは?」
この質問には「キレイなデザインより、伝わるデザインが大事だと思っています」と答えました。
実際に、マーケティングに力を入れている企業では**「伝えるデザイン」「成果につながるデザイン」**を求められる傾向が強いです。
見た目の美しさだけではなく、**誰に何を届けるのか?**という視点が大切だと感じました。
わたしにとっての“いいデザイン”は、
見る人・使う人が迷わず、ストレスなく目的を達成できるデザイン です。
見た目の美しさも大切ですが、
“誰のためのデザインなのか”
“どういう動きをしてほしいのか”
が明確で、使いやすさとわかりやすさが両立していることが重要だと考えています。
ユーザーが自然に行動できる、そんなデザインを目指しています。
特に困った質問:「AIでWebデザインの仕事はなくなると思いますか?」
「なくなりません!」と断言してみたのですが、面接官にとても微妙な顔をされました(笑)
…そして落ちました(泣)

今ではAIが急速に進化していますが、当時はまだWebデザインに活用できるほど精度が高くなく、この質問はとても答えづらいものでした。
「なくなりません」と答えるだけでは不十分で、
なぜそう思うのか、AIとどのように共存していくのか
というところまで説明できる必要があったと感じています。
ただ、ここで「なくなります」と言うのも微妙なので、ポジティブな未来予測+人間ならではの価値を組み合わせた回答ができるとよかったかもしれません。
例:「AIが補助してくれることで、より人間らしい感性や提案力が重要になると思います」など。
AIは作業を効率化してくれる存在だと感じています。
ただ、“ユーザーが本当に求めていることを理解する力” や
“体験を設計する力” は、人の視点が必要だと思います。
AIを怖がるのではなく、
アイデア出しや作業効率化のためのツールとして活用し、
人にしかできない部分に集中する のが大切だと考えています。
特に困った質問:「人生で大切にしていることは?」
これは完全に油断していました…
とっさに「自由に生きたいです」と言ってしまい、またもや微妙な顔をされました(笑)
会社員の面接で「自由」はちょっと相性が悪かったかもしれませんね。
「自分の価値観」+「仕事とのバランスをとっていきたい」という形で伝えるとよかったと思います。

わたしは微妙な顔をされてしまいましたが、これは正直にいうしかないのではと思っています。
急に言われるとびっくりしてしまうので、用意しておくと安心かもしれませんね!
まとめ:準備しておいてよかったこと
- 自分のキャリアチェンジの理由を言語化しておくこと
- ポートフォリオ作品について、ターゲット・意図・デザイン理由を説明できること
- 面接練習で、自分の言葉で答える練習をしておくこと
面接は緊張しますが、**「過去の経験をどう活かすか」「どんなデザイナーを目指すか」**を自分なりに考えておくだけで、答えやすくなります。未経験でも誠実に伝える姿勢が、きっと届きます。がんばってください!
なお、趣味や特技といった一般的な質問もありましたが、この記事では特に
Webデザイナー特有の質問に絞ってご紹介しました!

とにかく、自分のデザインを言葉で説明する力 が必要だと感じています。
これは面接だけでなく、就職後の制作現場でも必ず求められるスキルです。
だからこそ、面接の段階から“言語化の練習”をしておくことが大切です。


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